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筋肉の緊張が回復を遅らせる

防衛本能と警戒信号

私たちの体には「防衛本能」があります。何か強い刺激を受けると、バリアを張るように筋肉を固めて、それ以上強い刺激を受けないように警戒します。

たとえば、突然誰かに触られると、身体がびくっと反応しますよね。後ろから触ると、両肩がぎゅっと上がったりするのでよくわかります。このように、ただ触られたたけでも警戒するように、体はできています。

そして、じつはこの筋肉の緊張が、様々な症状からの回復を遅らせるのです。たとえば肉離れの治療では、外科ではギプスで固めて安静にし、組織がくっつくのを待ちます。肉離れを起こしたことで、筋肉は緊張しているので、くっつくのにとても時間がかかります。この間にリハビリなどをすると、さらに筋肉が緊張して、よけいに回復を遅らせてしまいます。

ですが、「無痛ゆらし療法」などで筋肉をほぐしてリラックスさせてから固定すると、組織がくっつくのがとても早く、回復が驚くほど早いことがわかっています。すべての体の故障で回復を遅らせるのは、この本来人間の持つ「防衛反応」が原因なのです。

整体とリラックスには深いつながりがある

このように、身体の回復には、なにより緊張をとること、つまりリラックスが大切です。私は以前から、リラックスすることが、いかに体の疲れを取ってくれるかということを感じていました。

風邪をひいたとき、風邪薬を飲んだり病院に行ったりするよりは、まずゆっくりと気を楽にして温かい飲み物を飲んで、ゆっくりと眠って体を休めるほうでした。これで、ひきかけていた風邪はほとんど治ります。

私たちの体は、リラックスさせることで回復力を発揮するようにできている。その考え方は、整体の学校に行ってから、私の中では確信となりました。

 
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